定期予防接種(ヒトパピローマウイルス(HPV))
予防接種には、法令で定められた定期接種と本人が希望して行う任意の予防接種とがあります。定期予防接種は、定められた対象年齢や接種間隔で接種する場合は、公費助成により無料で受けることができます。
【制度内容】
ヒトパピローマウイルス(HPV)(女性向け・定期接種)このページでは、小学校6年生から高校1年生相当の女性を対象とする、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種についてお知らせします。●ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症・ヒトパピローマウイルス(HPV)ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交経験がある方であれば誰でも感染する可能性があります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がん、中咽頭がん、肛門がん等を発症します。100種類以上の遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、とくに発がん性が高い型は16型と18型で、子宮頸がんの約70%はヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型感染が原因とされています。また、低リスク型(非発がん型)の6型、11型等の感染により尖圭コンジローマに罹患することもあります。・子宮頸がん子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因となって発症します。女性の子宮の入り口部分(子宮頸部)にできるがんで、全ての年代の女性が罹患する可能性がありますが、近年若い女性(20~39歳)で急増しているのが特徴です。日本では年間約9,000人が発症し、約2,700人が死亡しており、若い女性がかかるがんの中では乳がんについで多く、女性の100人に1人が生涯のいずれかの時点でかかると言われています。子宮頸がんに罹患した場合、たとえ死に至らないまでもごく初期のがんを除いては子宮摘出となる可能性があり、その場合は妊娠や出産への影響はもちろん、排尿障害などの後遺症により日常生活に支障をきたすこともあります。●ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは子宮頸がんを直接予防するワクチンではなく、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。接種にあたっては、有効性とリスクを理解したうえで判断してください。■定期接種対象者小学校6年生から高校1年生相当の女子(小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日まで接種可能)注:予診票に記載された有効期限内は無料(全額公費負担)です。予診票に記載された有効期限から1日でも外れた場合は任意接種(全額自己負担)となります(全額自己負担の場合、「シルガード9」(9価ワクチン)を3回接種すると10万円程度の費用がかかります)。注:ただし、平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女子は、上記の期間を過ぎても特例措置として令和7年3月31日まで接種できます。【平成9年4月2日以降生まれの女性】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種していない方へ;https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1049862/1016169/1038365.html■予診票発送小学校6年生になる直前の3月末頃注:ただし、令和4年4月からの接種勧奨再開に伴い、平成18年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方は令和4年3月25日に、平成20年4月2日から平成23年4月1日までに生まれた方は令和4年7月25日に、それぞれ一斉発送しました。●ワクチン・接種回数3種類のワクチンがあります。1つ選んで接種します。令和5年4月1日から「シルガード9」(9価ワクチン)が追加されました。■「シルガード9」(9価ワクチン)4価ワクチンに含まれる遺伝子型(16型、18型、6型、11型)に加え、16型、18型に次いで子宮頸がんの原因となる31型、33型、45型、52型、58型の抗原を含むワクチンです。◇1回目を15歳の誕生日の前日までに接種する場合原則として、合計2回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には6か月以上(最短で5か月以上)の間隔を空けてください。注:1回目接種から5か月未満の間隔で2回目接種を受けた場合は、3回目接種が必要です。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。◇1回目を15歳の誕生日以降に接種する場合合計3回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には2か月以上(最短で1か月以上)の間隔を空けてください。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。注:シルガード9での定期接種は令和5年4月1日から始まりましたが、令和4年度以前に発行した予診票もそのままお使いいただけます。改めて予診票発行を申請する必要はありません。注:これまでにガーダシル(4価ワクチン)またはサーバリックス(2価ワクチン)を1回または2回接種済みの方は、原則として同じ種類のワクチンを接種することを推奨しますが、医師と相談のうえ、途中からシルガード9(9価ワクチン)に変更し、残りの接種を完了することも可能です。9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html■「ガーダシル」(4価ワクチン)子宮頸がんの主な原因となる16型と18型の抗原の他に、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型の抗原を含むワクチンです。合計3回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には2か月以上(最短で1か月以上)の間隔を空けてください。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。■「サーバリックス」(2価ワクチン)様々な遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、最も子宮頸がんの原因となりうる16型と18型に対する抗原を含んでいるワクチンです。合計3回接種します。2回目は、1回目接種から1か月以上の間隔を空けてください。3回目は、1回目接種から標準的には6か月以上(最短で5か月以上)かつ2回目接種から標準的には5か月以上(最短で2か月半以上)の間隔を空けてください。■ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの副反応2価ワクチンの副反応は、疼痛(99%)、発赤(88.2%)、及び腫れ(78.8%)などの局所反応と、軽度の発熱、倦怠感などの全身反応があります。4価ワクチンの副反応は、疼痛(82.7%)、紅斑(32%)、及び腫れ(28.3%)などの局所反応と、発熱、頭痛などの全身反応があります。なお、まれに重い副反応が生じる場合もあり、現在厚生労働省では副反応の報告を集め、定期的に専門家が分析・評価して調査を行っているところです。9価ワクチンの副反応について詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.htmlヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について(厚生労働省)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/madoguchi/index.html■接種勧奨の一時的な差控え(平成25年6月14日から令和4年3月31日まで)HPVワクチンは、ワクチン接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたことから、定期接種を積極的に勧奨しないよう平成25年6月14日付けで厚生労働省から勧告がありました。その後、厚生労働省でHPVワクチンの定期接種について検討され、令和3年11月26日付けでHPVワクチン接種の勧奨差控えを廃止し、個別接種の勧奨を令和4年4月から順次再開するよう通知がありました。HPVワクチンに関する通知(厚生労働省HP)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19otifications.html●接種場所板橋区内の協力医療機関 または 23区内の各区と契約した協力医療機関協力医療機関;https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1049862/1002602.html各区の協力医療機関は各区の予防接種担当課または医療機関にご確認ください。医療機関によっては接種が予約制の場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。■接種当日の持ち物1. 子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン接種予診票2. 母子健康手帳3. お子さまの健康保険証・医療証(マル子・マル青などをお持ちの場合)4. 診察券(かかりつけ医療機関で接種する場合)注:3と4は予防接種以外のことで診察を受けたときのためにお持ちください。注:12歳以下のお子さまが接種を受けるときは原則として保護者(父または母)の同伴が必要です。注:13歳から15歳のお子さまは、同意書に保護者(父または母)が署名して予診票と一緒にお持ちいただくことで、保護者の同伴なしで接種可能です。保護者がワクチンの有効性やリスクを理解し、納得してお子様に予防接種を受けさせることを決めてから署名してください。同意書が必要な方は、下から印刷してください。同意書(2枚記入して医療機関に提出) (PDF 183.4KB)https://www.city.itabashi.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/611/attach_55519_1.pdf注:16歳以上のお子さまは保護者の同伴と同意は不要で接種できます。●他の予防接種との接種間隔ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは不活化ワクチンです。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に他のワクチンを接種する場合は接種間隔の決まりはありません。HPVワクチンリーフレット(厚生労働省)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/leaflet.html子宮頸がんとHPVワクチンについて(厚生労働省)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/HPVワクチンの定期接種について(東京都)(外部リンク);https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/hpv.html
【対象者】
小学校6年生から高校1年生相当の女子(小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日まで接種可能)注:ただし、平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女子は、上記の期間を過ぎても特例措置として令和7年3月31日まで接種できます。【平成9年4月2日以降生まれの女性】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種していない方へ;https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1049862/1016169/1038365.html
【支給内容】
小学校6年生から高校1年生相当の女性を対象とする、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種についてお知らせします。◇ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症・ヒトパピローマウイルス(HPV)ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交経験がある方であれば誰でも感染する可能性があります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がん、中咽頭がん、肛門がん等を発症します。100種類以上の遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、とくに発がん性が高い型は16型と18型で、子宮頸がんの約70%はヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型感染が原因とされています。また、低リスク型(非発がん型)の6型、11型等の感染により尖圭コンジローマに罹患することもあります。・子宮頸がん子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因となって発症します。女性の子宮の入り口部分(子宮頸部)にできるがんで、全ての年代の女性が罹患する可能性がありますが、近年若い女性(20~39歳)で急増しているのが特徴です。日本では年間約9,000人が発症し、約2,700人が死亡しており、若い女性がかかるがんの中では乳がんについで多く、女性の100人に1人が生涯のいずれかの時点でかかると言われています。子宮頸がんに罹患した場合、たとえ死に至らないまでもごく初期のがんを除いては子宮摘出となる可能性があり、その場合は妊娠や出産への影響はもちろん、排尿障害などの後遺症により日常生活に支障をきたすこともあります。◇ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは子宮頸がんを直接予防するワクチンではなく、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。接種にあたっては、有効性とリスクを理解したうえで判断してください。◇ワクチン・接種回数3種類のワクチンがあります。1つ選んで接種します。令和5年4月1日から「シルガード9」(9価ワクチン)が追加されました。◇「シルガード9」(9価ワクチン)4価ワクチンに含まれる遺伝子型(16型、18型、6型、11型)に加え、16型、18型に次いで子宮頸がんの原因となる31型、33型、45型、52型、58型の抗原を含むワクチンです。・1回目を15歳の誕生日の前日までに接種する場合原則として、合計2回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には6か月以上(最短で5か月以上)の間隔を空けてください。注:1回目接種から5か月未満の間隔で2回目接種を受けた場合は、3回目接種が必要です。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。・1回目を15歳の誕生日以降に接種する場合合計3回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には2か月以上(最短で1か月以上)の間隔を空けてください。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。注:シルガード9での定期接種は令和5年4月1日から始まりましたが、令和4年度以前に発行した予診票もそのままお使いいただけます。改めて予診票発行を申請する必要はありません。注:これまでにガーダシル(4価ワクチン)またはサーバリックス(2価ワクチン)を1回または2回接種済みの方は、原則として同じ種類のワクチンを接種することを推奨しますが、医師と相談のうえ、途中からシルガード9(9価ワクチン)に変更し、残りの接種を完了することも可能です。9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク);https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html◇「ガーダシル」(4価ワクチン)子宮頸がんの主な原因となる16型と18型の抗原の他に、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型の抗原を含むワクチンです。合計3回接種します。2回目は、1回目接種から標準的には2か月以上(最短で1か月以上)の間隔を空けてください。3回目は、2回目接種から標準的には4か月以上(最短で3か月以上)の間隔を空けてください。◇「サーバリックス」(2価ワクチン)様々な遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、最も子宮頸がんの原因となりうる16型と18型に対する抗原を含んでいるワクチンです。合計3回接種します。2回目は、1回目接種から1か月以上の間隔を空けてください。3回目は、1回目接種から標準的には6か月以上(最短で5か月以上)かつ2回目接種から標準的には5か月以上(最短で2か月半以上)の間隔を空けてください。
- 金銭的支援:
- 物的支援: ◇ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは子宮頸がんを直接予防するワクチンではなく、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。接種にあたっては、有効性とリスクを理解したうえで判断してください。◇ワクチン・接種回数3種類のワクチンがあります。1つ選んで接種します。令和5年4月1日から「シルガード9」(9価ワクチン)が追加されました。
【利用方法】
他の予防接種との接種間隔ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは不活化ワクチンです。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に他のワクチンを接種する場合は接種間隔の決まりはありません。
【手続き方法】
予診票発送小学校6年生になる直前の3月末頃注:ただし、令和4年4月からの接種勧奨再開に伴い、平成18年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方は令和4年3月25日に、平成20年4月2日から平成23年4月1日までに生まれた方は令和4年7月25日に、それぞれ一斉発送しました。
【手続き持ち物】
【自治体制度リンク】
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1049862/1016169/1002611.html